お顔のスキンケアのために、美容パック(フェイスパック)を日常的に使っている方も多いと思います。
ですが、じつはお顔の肌はとても繊細で敏感なので、正しい使い方をしないと、
パックの効果が少なくなってしまったり、かえって肌にストレスを与えてしまうおそれもあるんです!
中には一枚1,000円以上の高級品もある美容パック。
せっかく使うのに、本来の効果が発揮できていなかったらもったいないですよね!
そこで今回は美容パックをする時に避けるべきNGな使い方を紹介します。
※最もポピュラーなシートタイプ(一枚ずつ顔に貼ってはがすタイプ)の場合です。
❌長時間つけっぱなしにする
はじめは水分をたっぷり含んでいるシートパックですが、時間が経つと乾燥して、
お顔の水分まで一緒に蒸発させてしまうことにつながってしまいます。
長くつけるほど保湿される、というわけではないので、適切な使用時間を守りましょう。
寝る前つけて、そのまま朝まで…というのは絶対NG!
ほとんどのフェイスパックが10~20分くらいが適切な時間とされています。
お使いになるパックの説明書・使用上の注意などで、最適な使用時間を確認しておきましょう。
❌入浴しながら使う
お風呂で温まりながらパックすれば、毛穴が開きやすいし時短にもなる、
と思いがちですが、実はこれもNG。
毛穴は確かに開きやすくなりますが、その分汗もかくので、パックの有効成分が汗と一緒に流れ落ちてしまいます。
入浴中は汗をかいて老廃物を「出す」デトックスのための大切な時間です。
パックは有効成分を肌に「入れる」ためのもの。
「出す」と「入れる」を同時にしようとすると、どちらも中途半端になってしまいますので、
入浴中のパックは避けたほうが良いでしょう。
❌動きが多い作業中の「ながらパック」
顔の肌はとても繊細です。
与える刺激はできる限り少なくすることが、肌の調子を良好に保つためのポイントです。
フェイスパックをしている最中は、パックが常に顔の肌に触れています。
その状態で顔の筋肉を大きく動かしたり、身体を振動させたりすると、
そのたびに肌とパックがこすれ余計な刺激を与えてしまい、敏感肌の原因にもなりかねません。
パックをしている最中はできるだけおとなしくしているように心がけましょう。
❌パックを剥がしたあと何もせず放置
パックをし終わったあと、顔からパックを剥がしてそのままにしていませんか?
それだと、肌の表面に残った美容成分がただ蒸発していくだけなので、非常にもったいないです!
パックを剥がしたあとは、表面に残った美容液を手のひらでピタピタとなじませることで、
よりパックの効果を高めることができます。
また、パック後には保湿クリームを塗り、肌になじんだ美容成分にフタをしてあげるとさらに◎
保湿効果も加わり、パックの効果を最大限引き出すことができます。
❌冷蔵庫で冷やして使う
お風呂上りや暑いシーズン中は特に、パックを冷蔵庫で冷やして、
ひんやりとしたつけ心地を楽しみたくなりますよね。
その気持ちはとってもよくわかるのですが、肌をひんやりさせてしまうと、
毛穴が冷たさでキュッと狭くなってしまいますので、せっかくの美容成分が染みにくくなってしまいます。
パックは冷やさずに常温で使うようにしましょう。
先ほど、入浴中のパックはNGと書きましたが、
入浴後は体が温まり、顔の毛穴も開いている状態になるので◎です。
❌説明書きを見ずに自己流で使う
パックに含まれている成分は、商品によって微妙に異なります。
適切な使用時間や、一日のうちどのタイミングで使うのがベストか、など
それぞれのおすすめの使い方がありますので、パッケージなどに記載されてる説明をよく読み、
正しい使い方を心がけましょう!
また、パックを着けると肌がピリピリするなど違和感がある場合には、そのパックが自分の肌質に合っていない
ということですので、すぐに使うのをやめ、より自分に合ったものを探しましょう。
まとめ
美容パックは自宅で手軽にできる、「おうち美容」の代表の一つとも言えます。
ほとんど毎日のように使われている方も多いと思いますが、
美容はまさしく毎日の積み重ねが一番重要です!
毎日できることだからこそ、正しい使い方で効果を最大に高め、
どんどん自分の美に磨きをかけていきましょう!